Dance Dance Dance 2025🌈
先月参加させて頂いてきた、
マサチューセッツ州にある Vajra danceの聖地カンドロリンでの【Dance Dance Dance 2025】
ゾクチェンの機関誌〈ミラー紙〉に寄稿させて頂くという貴重な機会をいただきました。
https://melong.com/dance-dance-dance-2025/
快く翻訳して下さったQさんにも大感謝です。
すべての縁起に感謝を。
私が初めてVajra Danceの聖地カンドロリンの池のほとりの曼荼羅の上に立ったのは、2013年のことでした。
それまでは、1995年にナムカイノルブリンポチェの〈ゾクチェンの叡智〉という、日本語に翻訳された本を偶然手に取って、自分が生きているうちにこの方に会いたい、と思っていました。
その前年の2012年に、ナムカイノルブリンポチェは2011年に起きた東北大震災による影響がまだまだ様々ある中、だからこそと来日され、東京(芝公園)でリトリートを開催されました。
その事を不思議なご縁で知ることができ、それに参加することで、初めてナムカイノルブリンポチェのエネルギーに直に触れることができました。
その時にあった、 ダンスデモンストレーションで初めて触れたEarth曼荼羅とVajra Dance に釘付けになり、その場で直ぐにとりまとめ役のQさんの連絡先を伺いました。その時点で私はもう、ダキニの聖地であるダンス発祥の地:カンドロリンに行く決意をしていました。
それを実行したのがその翌年の2013年、友人と3人での参加となりました。
その時はスクールハウスの曼荼羅でのダンスプラクティスを受け、その時点で Vajra hallのuniversal曼荼羅は着々と完成に向かっていて、不思議な「間に合った感」を強く感じていました。
いつも思うのは、Vajra danceを教える国際ティーチャーの中に、日本人のQさんがいることの有り難さです。
もしQさんという、日本語でヴァジュラダンスを教えてくれる存在がいなかったら、わたしは日本で〈ゾクチェンの教え〉にダンスによって深くアクセスすることも、プラクティスを持続して触れ続けることも、カンドロリンを訪れることもなかったことでしょう。
〈Vajra Dance〉についての記述は、何千年前かの経典にも記されていながら、実際にナムカイノルブリンポチェの夢を通して地上に降ろされたのは、わずか30数年にしか満たない期間でしかありません。
人間の短い寿命の尽きる前に、ゾクチェンの教えに触れてきた人達は沢山いることでしょう。
でも、リンポチェの転生と同じ時代に生を受け、 Vajra Dance を曼荼羅の上で踊ることが出来るチャンスに恵まれた人達は、どれ程この機会を待ってタイミングを合わせてこの時代に降り立って来たのだろうかと思う度に鳥肌が立つと共に、曼荼羅の上に立つ人達とファミリーであることの感慨を持たずにはいられないのです。
そして日本では、誰もが曼荼羅の上に乗る機会が多くありません。興味を持っていても、多くても数ヶ月に一回、もしくは半年か一年に一回、という人達も少なくありません。
だからこそ、聖地カンドロリンで集中的に曼荼羅の上で踊れる機会には、一回でも多くダンスしたい、確認したい、体に覚えさせたい、と思わずにはいられないのです。
2019年にEarth曼荼羅を預かって日本に帰ってからも、なかなかその曼荼羅を開く機会がありませんでした。
それがパンデミックの真っ最中に、「今、曼荼羅に乗らなくていつ乗るの?」とダキニに背中を押されたような気が強くして、九州にきゅうさんを招いて曼荼羅を開きました。
その土地は、後で知ったのですが、不思議なことに九州で初めて女学校が出来た場所でした。それはカンドロリンのエピソードととてもよく似ていて、とても驚いたと共に、やはりダキニに導かれていると思わずにはいられませんでした。
2019年までは、3年に一度くらいのペースでカンドロリンを訪れていましたが、世界的パンデミックの起きた2020年から一時途絶えました。
そこからは、生きているうちにもっと Vajra Dance を深めたい、ダキニがデザインした宇宙のダンスのステップをしっかりと体に刻みつけたいと思い、出来る限りここを訪れています。
そして今回、2019年に初めて触れたカロンダンスの雄大さに触れ、大きなカラーの「カロン・ドルジェ・カー」曼荼羅の上で踊れたことにも感動しました。
ここに訪れるたび、私は奇跡と感謝に満たされます。聖地カンドロリンの温かさと荘厳さ、そしてヴァジュラ・ファミリーとそれを分かち合える喜びに包まれるのです。
ダンスを地上に降ろしてくださったナムカイノルブリンポチェと霊脈に連なるマスターの皆さんに深い敬意と感謝を。そしてダンスを伝えて下さるティーチャーのお一人お一人、同じ曼荼羅の上に立つ皆さん、お一人お一に心からの感謝を。そしてわたし達を常に見守っていてくれるダキニ達に愛と感謝を。
わたしをゾクチェンとVajra Danceに出逢わせてくれた、すべての縁起に感謝を。
これからも、曼荼羅の上で皆さんとご一緒できますことを。

